チェスのルール
概要
- 2人のプレイヤーが、8×8マスのチェス盤で、それぞれ16個の駒を使って対戦します。最初の一手は白が指します。
- 駒にはそれぞれ動き方があります。自分のキングがチェックされたままになる手は指せません。
- チェックメイトで勝ちとなります。相手のキングがチェックされていて、それを逃れる手が1つもない状態です。
- 特別な手が3つあります。キャスリング、アンパッサン、ポーンのプロモーションです。
- ステイルメイト、駒不足、同一局面の繰り返し、または駒の取り合いもポーンの動きもないまま長く手が続いた場合、対局は引き分けになります。
このルールはアプリのものであり、国際チェス連盟(FIDE)のチェス規則に準拠しています(情報源を参照)。各図は2回確認しています。アプリのルールエンジンと、別に作成した2つ目のプログラムによる確認です。
- 指し手の移動元のマス
- 移動先のマス
- チェックされているキング
チェス盤と初期配置
チェス盤は64マスで、明るいマスと暗いマスが交互に並びます。各プレイヤーから見て、右下の角が明るいマスになります。列は a から h の文字で、段は白側から数字で表し、すべてのマスに「e4」のような名前があります。
各陣営には16個の駒があります。キング1つ、クイーン1つ、ルーク2つ、ビショップ2つ、ナイト2つ、ポーン8つです。クイーンは自分と同じ色のマスに置き、キングの隣に並べます。
両陣営が1手ずつ指した時点で、手順はすでに400通りあります。白が次の1手を指すと8,902通りになります。これらの数はアプリのルールエンジンで再計算したものです。
駒の動き方
| 駒 | アプリでの文字 | 動き方 |
|---|---|---|
| キング | K | 全方向に1マス動けます。敵に攻撃されているマスには動けません。 |
| クイーン | Q | 縦・横・斜めに、飛び越えずに何マスでも動けます。 |
| ルーク | R | 縦・横に、飛び越えずに何マスでも動けます。 |
| ビショップ | B | 斜めに、飛び越えずに何マスでも動けます。常に同じ色のマスにとどまります。 |
| ナイト | N | L字型に動きます。一方向に2マス進み、横に1マスずれます。他の駒を飛び越えられるのはナイトだけです。 |
| ポーン | なし | まっすぐ1マス進みます。初期位置からは2マス進むこともできます。駒を取るときは前方の斜めに動きます。後ろには戻れません。 |
相手の駒は、その駒のマスに進むことで取ります。文字は英語式の表記で、アプリとPGN形式で使われています。Kはキング、Qはクイーン、Rはルーク、Bはビショップ、Nはナイトです。手は駒の文字と移動先のマスで表し、たとえば「Nf3」のように書きます。ポーンの手は移動先のマスだけを書きます。xは駒を取ったこと、+はチェック、#はチェックメイトを表します。
チェックとチェックメイト
攻撃されているキングはチェックされています。その場合、プレイヤーはチェックを解消しなければなりません。キングを動かす、攻撃している駒を取る、または間に駒を置くかのいずれかです。そのどれもできない場合はチェックメイトとなり、対局に負けます。プレイヤーは投了することもできます。
キャスリング
キャスリングは、1手でキングとルークを同時に動かす手です。キングがルークの方向に2マス進み、ルークはキングのすぐ反対側に移ります。キング側のキャスリングは「O-O」、クイーン側のキャスリングは「O-O-O」と表記します。
次の条件がすべてそろっている場合にのみ指せます。
- キングとそのルークが、対局開始から一度も動いていないこと。
- その間のマスに駒がないこと。
- キングがチェックされておらず、攻撃されているマスを通過せず、攻撃されているマスにも到着しないこと。
アンパッサン
ポーンが2マス進み、相手のポーンのすぐ隣に止まった場合、そのポーンは1マスだけ進んだものとして取ることができます。この取りが認められるのは直後の1手に限られ、その後は取れなくなります。
プロモーション
最後の段に到達したポーンは、すぐに同じ色のクイーン、ルーク、ビショップ、ナイトのいずれかに置き換わります。選択肢は4つで、アプリが表示します。クイーンを選ぶことが最も多いですが、いつもそうとは限りません。
ステイルメイトと引き分け
ステイルメイト
手番のプレイヤーに合法手がなく、しかもそのキングがチェックされていない場合はステイルメイトとなり、対局は引き分けです。
駒不足
チェックメイトできるだけの駒が残っていない場合、アプリはただちに引き分けと判定します。
- キング対キング
- キングと軽駒(ビショップまたはナイト)1つだけ対キング
- キング以外にビショップだけが残っていて、そのすべてが同じ色のマスにある場合
繰り返しと50手ルール
| 状況 | 請求による引き分け | 自動の引き分け |
|---|---|---|
| 同じ局面が現れる | 3回 | 5回 |
| 駒の取り合いもポーンの動きもないままの、双方の手数 | 50手 | 75手 |
「請求による」とは、対局メニューに「引き分けを請求」ボタンが表示され、プレイヤーが決めるという意味です。たとえば両方のナイトが出て戻ると、8ハーフムーブ後に開始時の局面が3回目に現れ、引き分けを請求できます。そのまま続けると、16ハーフムーブ後の5回目で自動的に引き分けになります。同様に、駒を取らずポーンも動かさない手数のカウンターが50手に達した時点で請求でき、75手に達すると自動的に引き分けになります。
プレイヤー同士の合意で引き分けにすることもできます。同じ端末で2人で対戦する場合、メニューに「合意による引き分け」が表示されます。同じWi-Fiでの対戦では「引き分けを提案」です。コンピューター戦では、合意による引き分けはありません。